




フランスをはじめヨーロッパ諸国で人気のある、
平たい紐を幾重にも重ねて作るアクセサリー、ソウタシエ
(本来の意味:細い平ひもの組紐飾り)はもともと
中世ヨーロッパで上流階級の正装用ブラウスやジャケットの
豪華な衣装のへり飾りとして用いられてきたそうです。
今回ご紹介するのは紐の代わりにクレーを使った
”ソウタシエ風ブローチ”。
通常のソウタシエは紐と糸を使いビーズを固定させますが
このブローチは紐の代わりにクレーを使用し固定するために
パーツの裏面からレジンを流し固めています。
ピーコックグリーン、ピーコックブルーのクリスタルガラスに沿うシルバーグレーのクレーが重なりあい
孔雀が羽根を広げたよう…? あるいは
種から芽生えた新芽でしょうか。
ゴールドのガラスビーズは茎を形どっていますが、
幸運の種をイメージしたものでもあります。
直線、曲線、立体が織りなす美はスータシエが単なる
ジュエリーではなく芸術的であると思うところです。
クレーによるスータシエの作品、是非お楽しみください。
3㎝x5㎝